ていてい

aftersun/アフターサンのていていのレビュー・感想・評価

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)
3.8
とても良作だったけれど予習なしに観ると全体像が掴みづらい。
ソフィは若かりし頃のナタリーポートマンを彷彿させる可愛さでその可愛さとリゾート地の美しさに酔いしれているうちに物語が進む。進んでいくうちに父親の陰の内面が見え隠れするのだけどソフィが無邪気にはしゃぎ楽しい雰囲気が多い分ついついスルーしてしまい、ラストに差し掛かる頃、「あれ?待てよ、あれってそういう意味?」と伏線やメタファーが思い出されてくる。
なんども「ここで父親亡くなる…?」と思いきや亡くならない、ヒヤリが何度も訪れ心が落ち着かない。
いつ、こんな可愛いソフィを1人にしてしまうんだと。。
BlurとかChumbawambaとかQueenとかさすがイギリス。特にtenderとunder pressureがキーとなる挿入歌。
期待値が高かった分、複雑さと荒削りさに少し低め評価に。
『somewhere』みたいなシンプルにかわいいストーリーと思って見ようとしている人は心を準備を。
可愛い美しいだけじゃなく、良い意味で重く、深く切ない作品だから。
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