父親と2人で過ごした夏休みを父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。
今まで観た作品の中で一番を争うほど深い映画でこんな悲しい夏の物語だとは...
観た後は気持ちが沈んでしまうような切ない作品でした。
これは全部理解できた時に相当メンタルにくると思います...
特に父親の心の奥底を理解できていないソフィの無邪気な笑顔の度に見てて辛くなってくる。
走るバスの前を悪びれもなく通るのも誕生日を祝われても大して喜ばなかったのもそんな理由だったのかとはっとさせられました。
登場人物の心情などがかなり省略されていて観る人に解釈を委ねる作品なので賛否が別れるのも納得。
個人的にはものすごく刺さった作品では無いけれど、年齢を重ねてからもう一度鑑賞するとよりこの作品の良さが分かると思います。
