Kyasarin

ippoのKyasarinのレビュー・感想・評価

ippo(2022年製作の映画)
3.3
舞台挨拶付き
加瀬亮さんと宇野祥平さんも登壇。
宇野祥平さん好きなので個人的にアガった。
佑監督の撮る映画はこんな感じなんだろうな〜、と言う想像は大体ついていたので予想通り。という感じだった。

加瀬亮さんが「分かりやすい映画が多い世の中でそれとは違う変な映画、これからも自由に表現していただきたい」みたいなことを言ってたけれど確かにそれ分かるかも。とおもった。

深く理解しようとしなくてもいい、そのままの直感で感じ取れば良いのだと思う。

映画の事は詳しくないのでよく分からないけれど、パターンが3作とも決まっていて、脚本は戯曲、間が多い(きっと間を愉しむ映画なのかも)、2人の男の関係性を探るもの、撮り方の演出が独特、あちこちロケをせずにひとつの舞台で全部撮る、役者は基本2人のみ、フッと笑えるのか笑えないのかの中間のシュールな空気感、脚本がラストに月とか空とか雲とかと掛けている、音楽のチョイスが超お洒落だが聴き入ってると途中でぶつ切りになりハッと現実に戻る、その後の話は観ている観客に委ねるタイプ、だとおもった。戯曲なので舞台の方で観たらまた違った印象なのかも、また違った視点で、舞台で観てみたいと思った。

一回目だけだと中々飲み込むのが難しいから何度か観たら段々理解出来てくるのかもしれないな。

あとは制作者の裏話やこういう経緯でこのシーンが出来た、と解説聞きながら観たらあーなるほど!て思ったかも(上映後のトークショー聞いたらそう思った)
iPhoneで撮影したのは2作目のものだろうか??
彼らしい、海外ヨーロッパ映画リスペクトみたいな雰囲気で伝えたいんだろうなというのは分かった。

あと、ところどころ気付いた雑踏の声にも注目していただきたい。

個人的にはエンドロールが一番好き。
全部手描きで味のある字(ご本人の字だよね)

シュッと描いた一本線の上から拡がる制作の絆。


他の人の感想も色々観てみたい。 
特に年間めちゃくちゃ多数の映画の観ている人たちのやつ。


しっかし交流のある俳優の方々がまさにそっち方面の味のある好きな役者ばかりで、その人らを観てるだけでもスゲー、て思っちゃったな。

今度は佑監督の脚本も見てみたいです。
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