イタリア語が聴きたくなって鑑賞。
まずまずといったところか。
題材としては面白そうなんだけど。
なんかフワッとしてたな。
1945年、第二次世界大戦末期。イタリア社会共和国の国家総領および首相のムッソリーニと彼が率いる政党「国家ファシスト党」は、自分たちが提唱した政治イデオロギー「ファシズム」に基づいて、独裁的な政治を行なっていた。
「パルチザン」や「レジスタンス」と呼ばれる彼らの支配に抵抗する者たちは、日々命懸けでレジスタンス運動を行なっていた。
そんな中、泥棒のピエトロ(仲間からはイソラと呼ばれている)は、仲間のマルチェロとアメデオと共にパルチザンに武器や弾薬などを売り、何とか生活費を稼いでいた。
ある日、マルチェロがファシストの庁舎からの暗号文を傍受・解読したところ、ムッソリーニが亡命し、イタリア国民から奪った金塊とイタリアの財宝すべてを持っていこうとしていることが判明。
ピエトロらは仲間を集め、ムッソリーニの財宝を盗み出すという大胆な計画を企てるーーー。
冒頭にローリングストーンズのpaint it blackをヒロインが歌ってるのに首を傾げる。
曲のアレンジやこの曲の雰囲気は確かに作品に合うけど、時代が違うくないか??
あと、ほぼ実話みたいなテロップ出たけどホンマなんかな?
これも踏まえたネタなんやろか。
題材としては面白そうだし、
色彩感覚はオシャレやし、
メンバー集めの時にアニメーション入れたりして面白かったんだけど、
なんか、そこそこな印象。
財宝盗むのも、イタリア庶民から巻き上げたものを許せん!みんなのために取り返すて正義感バチバチにするならスキッとするけど、自分らの懐用ならムッソリーニと同じやし。
でも、財宝強奪より恋人を取り返すになってる気もしたし。
まあ、どっちもなんやろけど、その辺フワッとしてた。
でも、メンバーはそれぞれ良い味出してたけどね。
銃のオヤジがカッコ良かった!
車の運転名手も、そういうキャラなんや感w
ラスト、この件の終わりに終戦となるのは良かったな。
第二次世界大戦の敗戦国の終わりといえばドイツの印象やけど、よく考えたらイタリアも。
でも、イタリアって、終わりかけは降伏して寝返ってたんじゃなかったけ。
だから都市は破壊されず、戦後も古い建物が残っている。
一方ドイツは破壊されまくり、結果、戦後は新しい建物が並ぶ近代都市となる。
…てのを、大学の卒業旅行のときのガイドさんが話してたのを思い出す。
まだファシストも強かったんかね。
そういう、イタリア目線の終戦らへんを舞台にした作品というのは興味深かった!