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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火のniameyのレビュー・感想・評価

3.6
夜の闇に浮かぶネオンは人の心を惹きつける。都会的で懐古的なイメージと、幻惑的で退廃的なイメージを併せ持ち、見る者に名状しがたい感情を抱かせる。

ネオンは光の書道という台詞が印象に残った。作る者からの、言い換えればバックヤードからの見解は新鮮に映った。

物語の終着点はいくらか寂しく、温かい。登場人物の各々がネオンへの愛着に決着を付ける話だったのだと解釈した。
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