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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火のmaccouqのレビュー・感想・評価

4.1
ネオン職人の夫を亡くし、妻がその工場を夫の引き受けた仕事を全うするというストーリー。
私の記憶にある香港は本当に派手で大きなネオン看板の夜だった、今は違法でネオンは撤去されていてほとんどないとは、、、
夫を失い失意の妻、でも、家族の歴史で、夫婦、親子っていいことだけじゃなかったことも明らかになって行くのだけど。
依頼されて作った、明日にはなくなるネオンは夫の思いを形にする満足だけじゃなく、ネオンを思う人の心にも温かい光を顔を照らす、なんだろね、こちらまで気持ちが暖かくなってくる。
減っていくネオンと職人、家族が住む場所を変え親と違う生き方をして続いていくように、ネオンのも細々ではあるけど技術は伝えられ、また3Dといったアートへと形を変えて残って行っていることに少し安堵。
ガラス管のネオンはLEDよりずっとずっと暖かい光を放つ、そして暖かい映画だった。
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