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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火のhamokoのレビュー・感想・評価

4.0
香港のネオン職人の話。
ネオン職人であった旦那を亡くし、途方に暮れる妻。
旦那の作業場であったビルの一室の鍵を見つけて行ってみると、数年前に閉じたはずの作業場はそのままに、誰かがいた跡と大量の借金があることが発覚する。
旦那の残した借金と、弟子が言っていた「やり残した仕事」を叶えるために妻と弟子が奔走して大きな一夜限りのネオンを作るお話。

ネオン好きにはたまらない美しい夜の風景が
堪能できると共に、香港で今もなお消えゆく
ネオンのある風景、失われていく技術と職人の高齢化にスポットを当てた物語だった。

中華風のネオンは最近になって特に注目度も上がり人気といった印象だったが、実際は取り壊しなど撤去の対象で今はもうほとんどネオン看板はないというのが驚きだった。

亡くなった夫への夫婦愛や親子愛があたたかい映画だったな。
最後香港の懐メロみたいなEDが流れてちょっと戸惑ってしまった。そういうテイストだったのか。
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