【小道具の造形が全力でクローネンバーグ】
先日観た「ライトハウス(2019)」にウィレム・デフォーさんが出演されているのを目にしてこちらの作品を思い出したので再鑑賞いたしました。
同監督作「ビデオドローム(1982)」のセルフインスパイア的な変態SF映画です。
入れ子構造どんでん返しな上、異形グログロ粘膜マシマシなアイテムが沢山登場するのでアドレナリンがドバドバ出て幸せな気持ちで鑑賞できます♬
真っ赤なベッドが地味に1番監督らしいなと思いました。
ゲームの新作お披露目会から始まる物語。
そのゲームのコントローラーが奇形の両生類から作られていてコードはへその緒の様な質感。
妙に生々しいのです。
コードをどこに繋ぐのかというと、人間の背中に穴を開けそこにヌチャっと挿入してゲームをプレイします。
挿入したコードは体内の脊髄に直接繋がるという徹底した変態っぷり。
誰も追い付けないその発想力。それを映像にする行動力。尊敬しています。
他の方のレビューにもありますが、背中に開けた穴の形状がどう見てもア○ルのメタファー。
コードを挿入する度にジュドロさんが「あぁ…!」って喘いでていちいちドエロいので笑ってしまいます🤣
そして何よりウィレム・デフォーさんの使い方が贅沢すぎる作品です。