あの世で彷徨っているスターリンやヒトラー、ムッソリーニなどが天国に続く扉が開かれるのを待ち侘びている
かの独裁者たちが一同に集まり、何やらぶつぶつ言いながら、お互いを貶しながらも、黄泉の国をうろう…
これはとんでもない傑作。映画が"フィクション"を盾に実在する人物の人生や性格をねじ曲げる攻撃性を全力で行使している。
本作は、冒頭にセルゲイ・ロヅニツァの『国葬』などで用いられていて有名な花に囲まれ…
死者の国と思われる廃墟でスターリンやヒトラー、ムッソリーニ、チャーチルらがある扉の開錠を試みる。
残存する彼らの映像を加工し、いかにも本当に会話しているかのよう…映像美に驚嘆。
もっと彼らの所業や人…
このレビューはネタバレを含みます
ハマる人にはハマるタイプ。
一般客にウケてない一方で、業界人の笑いを誘ってるように見えた。
ただいろいろな映像の切り貼りと合成と、
実際の役者の映像を多分上手く組み合わせていて、作りがすごかった。…
【歴史上の人物はあの世で思想を冷却保存される】
第35回東京国際映画祭にアレクサンドル・ソクーロフ監督新作『フェアリーテイル』が来るとのこと。本作はヒトラーやチャーチル、イエス・キリストなど歴史上の…
[自己陶酔と終わりなき怠惰の煉獄] 70点
アレクサンドル・ソクーロフ最新作。これまで数多くの歴史上の人物を役者に演じさせることで映画に登場させてきたソクーロフが、とうとう本人の写真をディープフェ…