びっくりするほどくだらない奴らばかりの群像劇なのに政治的背景が顔を出してくる。挿入される黒背景の字幕はリズムを形成すると同時に、意味が回収しきれない政治性を帯びている。ように思う。『クーリンチェ〜』と同じくらい政治の話。
一人の男のために病院にいる女性二人が話してるところでカメラが左へ動き、男が救われたことをつげる声が聞こえる。いつもは着飾ってるのにボーダーシャツにジーンズ姿の妻は、先ほどまでの強がりとは
裏腹に泣き出す。このワンシーンのカメラの少しの動きが実に効果をだしていて、こちらも泣きそうになった。そして、光の扱いが素晴らしい。
アトムのTシャツかわいいな。ヤンヤンにもアトム出てきたよな。