透明なテント

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版の透明なテントのレビュー・感想・評価

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タクシーや車、エレベーターの使い方が最高。
濱口竜介の感情を持たない無機物の移動手段に対しての演出の源流だと。

エドワード・ヤンの視点で自分の生きている世界の光と影を見つめていたいし、それを撮りたい。
群像劇によって社会を映し出す感じは、少し苦手で関係性の複雑さもウネウネとしすぎているためその辺りはone&twoでの描き方のアップデートが流石だと思う。
スコセッシがセッセとヤンの過去作を修復していることにほんとうに脱帽。