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リオ・ブラボーのkojikojiのレビュー・感想・評価

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)
3.8
1959年 アメリカ作品 監督はハワード・ホークス。
「リオ・ブラボー」「エル・ドラド」「リオ・ロボ」3部作の監督だ。

 3部作を観てない人がもしいたら、この「リオ・ブラボー」から観た方がいい。この傑作によって、後の2作品が生まれたことがよくわかる。
 私は逆から観て、失敗した。普通は順番に観ると思うけど💦

 ストーリーは極めてシンプル。
保安官チャンス(ジョン・ウェイン)は、酒場のゴタゴタから人を殺したジョーという男を逮捕した。ジョーの兄ネイサンは手下を集め、釈放を求めてチャンスを脅迫する。

 保安官を助けるのは、女に捨てられてアルコール中毒に身を落としたかつての助手デュード(ディーン・マーチン)足の悪いジーさん(ウォールター・ブレナン)、生意気盛りの若者コロラド(ニッキー・ネルソン)。

 ジョーを人質に取られているので、何十人と子分のいるネルソンもなかなか手出しができない。
 それで色んな手を使いジョーの救出を図るが、ことごとく保安官チャンス達に阻止される。

 保安官、アルチュー、足の悪いジーさん、生意気盛りの若者の4人のコンビがすごくいい。たっぷりアクションを見せるし、その中に恋あり、歌あり、笑いありで盛りだくさんのエンターテイメントに仕上がっている。傑作だ。

 この時代の女性の服装に惹かれる。
 西部劇には必ずと言っていいほど、魅力的な(「いい女」と書きたいところなんだが、ちょっとこれはいい言葉ではないので使わない)女性が登場する。この映画ではフェザーズ(アンジー・デキンソン)。気が強く、なかなかストレートに気持ちを言えない女性。しかしなぜか優しく可愛い。この映画は少し違うけど、しっかりこの映画に華を添えている。

2022.11.27視聴-522

 
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