SQUR

リオ・ブラボーのSQURのレビュー・感想・評価

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)
4.0
まったくもって異世界で、この町の仕組みどうなってんだ?と思う。
ホテルと詰所と飲み屋しか存在しないみたいなミニマルな町。
繰り広げられる会話のセンスも、どこかズレているような感じ。
生き死にの感覚もなんだか変で、「銃を持っているやつなら撃ち殺してもOK」というルールがあるらしい。それで、銃を持ってない人を撃ち殺したということで殺人容疑で拘束されるところから話が始まるのだが、物語の道中でバシバシ人が死んでいく。命の価値が乱高下してる。
クライマックスもなんだか締まるような締まらないような感じで、悪玉と対決!みたいな感じではなく、緩いノリでダイナマイト!どかーん!!勝利!!みたいな感じだ。
みんなで歌うシーンがとてもよくて、なんで急に歌い始めるのかよくわからないのだけど、それがまたいい。
いっぱい人は死んで殺伐とした世界なんだけど、どこか気の抜けるような、アットホームな、まるで日常を描いているみたいだった。
SQUR

SQUR