カイ

リオ・ブラボーのカイのネタバレレビュー・内容・結末

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

一度目はいつどこで観たのか。楽しくて幸せな気持ちになれる映画。殺人の罪で逮捕されたジョーを取り返しに迫る兄ネイサンが送る刺客に対して、保安官チャンスの味方はアル中のデュード、老いたスタンピーのみ。連邦保安官が来るまでの一週間をどう凌ぐかというストーリー。キャラクターの造形がさり気なくながら細かく、例えばデュードは禁断症状ゆえにタバコを巻けないとか。皆愛らしい。特にデュードのダメっぷりがかわいい。ジョン・ウェイン演じるチャンスの良上司感は異常。敵のワナに毎回為す術もなくかかるのも天然でかわいい。フェザーズのいじらしさも。コロラドの頼もしさも。ダイナマイトをウキウキで投げるスタンピーも。みんなかわいい。あっさり降参するネイサンも。散々罠に嵌められたからか、最後の倉庫での銃撃は4人の側の方が何故か圧倒的に攻め込むという無茶苦茶っぷり。でもカタルシスがあって良かった。ハートウォーミングな西部劇
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