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光る女 修復版
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『光る女 修復版』に投稿された感想・評価

lemmon

lemmonの感想・評価

3.9
ムトゥーさん、引退。
プロレスは周りの同級生で好きな奴が多く、
仲良かった友達によく技をかけられてたな🤣。
懐かしいなあ。
DVDもらえたので見てみた。


北海道の田舎に住む猟師の大男。
許嫁は数年前に村のため経理を学びに東京へ。
大男は婚約者を迎えに来たが、、、。

物語は至ってシンプル。
こだわりは映像だと思う。
赤みを基調としたカラー作品で、
こんなの東京に存在しないだろ?
と言った舞台がいろいろ用意され、
物語は展開😂。

少しのバイオレンスに、
そしてエロス。

婚約者役の安田成美もまだ売れる前?かな?
まあまあ体当たりな役。
それにヒロインの秋吉満ちるが棒読みだけど、なかなか美しく、それに大男武藤敬司とのラブシーンも、なんかきちんとエロく、美しかったぞ👍。

どーってことないはずが、
インパクトあるシーンが連続して、
結構楽しんで終わった🤣。
「俺の嫁にならないか」。
ムトゥーだから許される(許されてないか😂)。

長塚京三と石井苗子のちょい役にも笑ってしまった👏。
演技素人の武藤敬司の配役が効いている。
この時点でこの作品の勝利なのだろう✌️。
188cmで絞まったあの体(勝手に背の低いマッチョおじさんと思ってた)。
同じ人間と思えんなあ💪。
カラン

カランの感想・評価

4.0
北海道は滝上から上京して、新宿で会計を習ったら農業を一緒にやるはずの婚約者、栗子(安田成美)と連絡がつかない。その彼女を北海道から探しにやって来たのは熊のような大男、仙作(武藤敬司)。彼は新宿の裏で女と出会うたびに、「俺の嫁になってくれ」と嘆願する。栗子じゃなくてもいいのか、、、

筋骨隆々の田舎の男と新宿の裏の男(すまけい)の金と薬物で弱っていく栗子。そして田舎の男の到来に不感症だった芳乃(秋吉満ちる)は痛みを取り戻し、失くしていた歌を取り戻す。

構図は都会が失くしている素朴な力や感覚を田舎の男が不器用に回復させるという、割とそのままの田舎主義の話。新宿のゴールデン街や裏の怪しい世界に、演技経験のないプロレスラーの強力な素朴さと朴訥さを導入し、鈴木清順の大正トリロジーの異界感や鈴の音、紫がかった色彩で表現しようとしたか。脚本の田中陽造の影響ということだろうか。闇格闘技場は、フェリーニの『甘い生活』を井の頭公園の居酒屋いせやにライティングしてやったら劣化させちゃいましたみたいな?これはちょっとよくない。世間との隔絶に、魚が合うのは言うまでもないが、これもまんまかな。バスから部屋を覗かれているのもフェリーニ的か。

ロングテイクはあまり効果的でないか。芳乃がやってきた北海道は滝上で、仙作を探していて泊めてもらった幽霊屋敷で、ロングテイクのカメラはズームしながら、ゆりかごのように芳乃の身体の上を執拗に前後する。芳乃の身体はステンカラーコートのボタンが上から下まで封じ込めており、裸で座位までこなすこの映画において、秋吉満ちるが最も淫靡な魅力を纏う。この後、パンプスを港町の娘の長靴と交換してもらい、長靴でスキップする。最もチャーミングである。イントネーションがいかにも日本語的でない秋吉満ちるが、その魅力を存分に発散するのは東京ではなく、北海道であるというのはとても興味深い。逆に仙作は新宿の街ロケがフィットしているのだから。

また、バスでの炎上は非常に美しかった。

118分の修復版のDVDで視聴。全体的に画質は悪くない。ただ、パンした時に若干フォーカスが甘くなる箇所があったような気が。リマスターの問題でなく、もともと?
劇場公開版とラフカット版続けて観た。4時間でも5時間でもなんぼでも見ていたい。全員目的があってそれに向かって行動してるんだろうが、何かフィクションに観客を没入させて現実との地続きの切実さで魅入らせようみたいな気概を一切感じず、人物が映画それ自体に突き動かされ操られているような不気味さとぎこちなさを纏っている。プールでの競泳→セックス→バス炎上爆発の連繋は日本映画史上最高のシークエンス…。友達数人と見たんだけど武藤敬司が船上で全裸になって仁王立ちするところで爆笑した。急に真っ赤なスーツ着て街の中を闊歩する武藤敬司の画やばい。ロケシーン全部ゲリラっぽいのかっこいい。みんなこっち見てるからたぶんゲリラ。それどうやって撮ってんの?みたいなカメラワークが多くて、カット割らずにクレーン使ってぐるんぐるん空間が変容してくの気持ちよすぎる。

「爆弾の閃光や火事の炎や火山の噴火でも、その恐ろしさとは別に、明かりがあって、それは否定しようもなく綺麗で目を離せなくて何度も見たくなるということは、つまり美というものは倫理とは別のところにあるということ、ただし批評は倫理とともにあることを僕は読む人に分かってほしかったのだ。人の全身を包む炎を美しいと感じながらも美しいと思わないとき、美しいと感じることも美しいと思わないことも正しいのだ。」
舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる』

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