どど丼

1976のどど丼のレビュー・感想・評価

1976(2022年製作の映画)
3.8
チリの独裁政権下、反体制派の人々を匿う富裕女性を主人公に、当時の社会に根差していた恐怖を描いた力作。当然こうしたテーマの作品は多くあれど、ピノチェト政権下の話はなかなかメジャー映画では観られないので新鮮。今年度オスカー短編アニメ映画賞「Bestia」も題材としては同一だったけど、今作でより理解が深まったと思う。

タイトルは「1984」を彷彿とさせるけれど、今作はフィクションでは無い監視社会のリアルが描かれているので、当時の歴史を伝えるという意味でも非常に素晴らしい作品だと感じた。
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