MALPASO

1976のMALPASOのレビュー・感想・評価

1976(2022年製作の映画)
3.7
映画『1976』
@東京国際映画祭

チリ/アルゼンチン/カタール

舞台は独裁ピノチェト政権下のチリ。主人公の主婦カルメンは司祭から頼まれ怪我した男を匿う。次第に誰かに追われたり、盗聴されたりしておるのではないかという恐怖が増していく。

夏あたりからバンドThe 1975が僕のヘビロテ。バンド名の由来はフロントマンのヒーリーが読んだ、ビートニク小説『1975年6月1日』。この映画とは関係ないけど。

サスペンス感満載。『サイコ』かなんかのように追われてる監の主人公。冒頭のペンキの調合、靴屋、と商店の描写が細かい。
そして、青、赤・・・色が印象的に使われる。車、建物、服、散らばる小物を赤で統一したりしている。

不穏な電子音楽が不安を駆り立てる。
大したことのない事まで不安に思わせるサスペンス演出が抜群だった!
MALPASO

MALPASO