このレビューはネタバレを含みます
物語の舞台「ガリシア」の記事があったので載せます。
冒頭の語りはこの事だったんだと、発見がありました。
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https://www.novajika.com/blog/2012/05/18/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E9%87%8E%E7%94%9F%E3%81%AE%E9%A6%AC%E3%81%8C%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B%EF%BC%9F/
登場人物が平等に狂気や愛情、信念がえがかれていた。
座り方ひとつをとっても役者の皆さん演技と思えない。登場人物が本当に実在する様な見事さだった。
暗闇のバランスが良く。ほとんど見えないからこそ恐怖が増した。
映像の緩急が心地よかった。
画角や光のバランスも美しかった。
良い作品は見た後に満足感でテーマを深く考えられない事があるから、良い作品と思ったからこそこの作品のテーマをちゃんと受け取りたいと思った。
マイノリティの生きずらさを感じた。
主となる夫婦はあのコミニティではマイノリティだか、あの地域自体も少子化が進んでいる。
風車が問題のキカッケになっていた。
主人公の旦那が巨大な風車を見上げる所は、巨大な多数派とちっぽけな少数派の風刺の様に思えた。
ヤギ使いのおじいちゃんが羊を勧めたり、その土地の気候などにあった風土や歴史がある。それは守っていくべきものだとも思う。
だけど、資本主義の世界はどうしても文化や自然に対して残酷だと思った。