OSHO

理想郷のOSHOのレビュー・感想・評価

理想郷(2022年製作の映画)
3.3
スローライフに憧れた都会のインテリが、風光明媚、だけど貧しい田舎に移り住む不幸。

フランスからスペインの村に移住していた熟年夫婦。近所の住民たちから、もともといけ好かないと思われていたけど、風力発電の建設に反対してからは、
・農作物が使えなくなる
・殺されそうになる
などの被害もでる。

こういうときの常套手段としては、
・証拠をとる
・警察に相談する
ということになる。当然、この主人公の夫もそれをするけど、ビデオを撮ることでより不仲になり、田舎の警察はやる気がなく、どちらの味方なのかという感じで頼りにならない。

日本でもそうだけど、過疎地での人の人間関係の濃さ、同調圧力は本当に面倒。
子どもの仲間外れやいじめのようなこともあるけど、やってるのは良い大人だし、やることも子どもよりエスカレートしていく。

胸糞映画としては、とても良くできているけど、
・不穏な音楽で煽りすぎる点
・あの事件後の展開が長過ぎな点
が、映画として残念でした。
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