なんの予備知識もなく鑑賞したのだけど、期せずして最近鑑賞した生欲と同じようなテーマだった
しかも、生欲よりテーマに真摯に向き合っててこっちの方がだいぶ良かった
何が人間を怪物にするのか
あの扉を蹴破ってしまったあと、フリアンが必死に人間であろうとしていた姿を見ていた観客からしたら
秘部に踏み込まれて駆逐されてしまうマンティコアの姿に同情してしまう
仲が良くないことを匂わしていたのでフリアンももしかしたら父親から…と想像した。それだけでなく映画全体が、余白で見せてくれてとても良かった
パンフレットによると、ディアナも人を世話をする事が好きな癖の人間らしい
全然気づけなかった
フリアンにとってもディアナにとっても、もしかしたらハッピーエンドなのかもしれない
誰の心にも、何かしらの怪物がいる
自分の心にも色々います
自覚的であって、人間でありたい