マンティコア　怪物の悪魔の棲むYeahのネタバレレビュー・内容・結末

マンティコアは、いろんな動物が混ぜ合わさった怪物。たぶん、いろんな面を人間は持っているんだよってことだと思う。

最後の最後、主人公の世話をする彼女のことを、救いと考えるのか、怖いと考えるのかで、見え方は違ってくるのかも知れないと思った。
彼女の行動は、誰かを世話することで（さらには相手を支配下に置けることで）自分を維持していられる、ミュンヒハウゼン症候群のようだと感じた。性的な危うさを持てなくなった主人公の世話。救いではなく、彼女もまたマンティコアなのだという解釈。なんかこの結末、既視感ある。ペドロアルモドバルかなんかであった。

クローネンバーグとポルノについての話は笑ってしまった。