せーのん

父は憶えているのせーのんのレビュー・感想・評価

父は憶えている(2022年製作の映画)
3.1
第35回東京国際映画祭 コンペティション作品

23年前にロシアへ出稼ぎへ行き記憶を失った男が故郷のキルギスへ帰ってきます。
息子が父に会いたい一心で見つけ出し連れて帰るも記憶を失っていて変わってしまった父に戸惑いを隠せない。
そして夫が死んでしまったと思い再婚した妻も夫が生きていると知り自分を責め思い悩む。
無表情で何も語らず、ただ黙々とゴミを集める父にはじめは、困惑しながらもそのままの父を受け入れようと変わっていく息子夫婦の心情の変化が良かったです。
希望を持たせながらのラストシーンも良かったです。
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