HiromiA

父は憶えているのHiromiAのレビュー・感想・評価

父は憶えている(2022年製作の映画)
3.4
キルギスもゆったりとした田舎ではなかった。ゴミは散乱しそれを気にする人もなく、イスラムの教えに厳格であるようにみえて、家の中ではかなり利己的に行動したり、女性蔑視が平然と行われていたリ。そういった事柄に対してザールクの帰郷で気が付かされていく家族や周囲の人たち。これが村全体のムーブメントになればいいのでしょうが、どうもそうはならなそうでした。ザールクはウムスナイと復縁するだろうけど、ウムスナイに逃げられたあの家はどうするんだろう。ウムスナイと結婚したのは後継ぎが欲しかっただけなんじゃないかとも思うけど、あの母親は息子のために男の子を生める別の女性を物色するのかな。なんだかあんまり希望の見えてこないドキュメンタリーのような作品でした。
HiromiA

HiromiA