歴史ある麻雀最高峰のトーナメントの一つである『麻雀最強戦』2021年を追ったドキュメンタリー作品。
麻雀界最高峰の打ち手である多井隆晴と瀬戸熊直樹を中心に雀士たちの内面を掘り下げた作品。
スポーツにしても何にしても、それに対して興味を持つのってやっぱり選手に愛着が持てるかって重要だと思います。
特に麻雀は対局中は基本無表情なので、その人柄を知れるのはインタビューの時くらい。
でもそのインタビューだって表舞台での一面しか見れないから、こういうドキュメンタリーのお陰で更に深く選手の内面を知れます。
例えば多井さんは普段の表面的な態度はおちゃらけていたり偉そうだったりって印象が強いけれど、その奥には麻雀への熱い思いがあったり、麻雀界や他の選手たちに対する思いが見えてきて、始めの印象とはがらっと人物像が変わったりしました。
他にも各選手たちの静かに滾る熱が言葉として伝わってくるし、流す涙の理由にもより共感出来るようになり、より麻雀の世界の楽しさが広がった気がします。
鑑賞時点で今季のMリーグも残り2日4試合。
パイレーツの優勝がかなり濃厚な状況ではありますが、試合の結果だけじゃなく、選手たちのドラマとして最後まで見届けたいと思います!