Netflix Film 最新作。これは、傑作。発注先が良かったのか、Netflix内のやれば出来るじゃんチームが重い腰を上げたのか、どれも定かではないが、これは、劇場公開して欲しいレベル。
ストーリーは、実話ベースのおとり捜査モノ。刑事役に、ジョエル・エジャトン。容疑者役にショーン・ハリスという渋い組み合わせが魅せる重厚な演技。
舞台は、オーストラリア。ショーン・ハリス演じるヘンリーは、高速バスで知り合ったポールという男に、稼げる仕事があるからとジョエル・エジャトン演じるマークというギャングの組織の人間と行動を共にするようになる。お互い、口数は、少ないが、ふとした時に、お互いの距離がグッと縮む事がしばしば。時代は、2010年の設定で、ヘンリーは、2002年に起きた男児が行方不明の事件のホシと睨まれ、マークとは、組織の仕事をしているつもりだが、裏では、巧妙にヘンリーの情報を探っていた。
本作は、ショーン・ハリス演じるヘンリーの不気味さと音響効果で、で常に不穏な緊張感があり、これぞ、サスペンス、そして、スリラーの醍醐味を堪能出来る。
ジョエル・エジャトンの決して表情には、出さずに仕事脳での理性と人間本来の感情との狭間で、揺れ動く役柄を見事に演じ切っている。
久々のNetflix Original で、満足度高し。
