クリーム

オールドマンのクリームのレビュー・感想・評価

オールドマン(2022年製作の映画)
3.5
「ドント·ブリーズ」の盲目の老人役スティーヴン·ラングが狂気の独居老人を熱演。中盤の会話劇が若干ダルく眠くなりますが、終盤はそれなりに楽しめました。スッキリしない所があるものの時間が短目なので、サクッと楽しめました。

森で暮らす老人の山小屋に、道に迷った青年ジョーが助けを求めてやって来る。 しかし、老人は「お前を信じる事は出来ない」と銃を突きつける。 お互い警戒しながらも会話をするうち、少しずつ打ち解けて行くのだが、隠されていた秘密が明らかになって行く。



ネタバレ↓



老人とジョーが2人共怪しいので、引き付けられます。
ジョーは、どうやって此処まで来たのかを思い出します。
彼は妻と上手く行っておらず、浮気されていた。彼は老人の部屋で、凶器を見つけると部屋を出て行きました。老人はジョーを探します。すると突然、ラスカル(犬じゃなかった)が現れ、ジョーなどいないと言う。更に癒されると話していた湖の水を飲まされ、箱に入るとジョーの妻の浮気現場で、彼は浮気相手と妻を殺しました。ジョーの話は全て老人の話で、ジョーは老人だった。
老人は、妻と浮気相手を殺した事を悔いていて、冒頭からの話を何度も繰り返していたのだ。そして、また老人は眠りにつき、目覚めるを繰り返すのだった。

着地が結構、唐突だったが、想像した結末では無かったのでラストは楽しめましたが、それまでがほぼ会話劇でちょっと退屈な時間もあります。スティーブンの演技ありきの作品。
ラスカルが犬では無く人間なのだが、彼の存在がイマイチ解らず終いだったのは、残念でした。
後、エンドロールに何度も挿入される妻の映像。なんか不自然だった。
クリーム

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