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オールドマンのkuuのレビュー・感想・評価

オールドマン(2022年製作の映画)
3.5
『オールドマン』
原題 Old Man 映倫区分 G
製作年 2022年。上映時間 97分。
劇場公開日 2023年7月17日

『ドント・ブリーズ』のスティーブン・ラングが狂気の隠居老人を熱演したスリラー。
監督はラッキー・マッキー。

森の奥深くで迷ったハイカーの青年が、一軒の山小屋にたどり着く。
青年はそこに住む老人に助けを求めるが、老人は青年を殺人鬼かもしれないと疑い猟銃を突きつけてくる。
やがて2人は打ち解け始めたかのように思えたが……。

厳密にはスリラーだが、『オールド・マン』はホラー要素を誇る。
あちこちでストリーミング配信が開始されてる今作品は人間の心理を考察している。
観るべきか、パスすべきか? 。。。そ
今作品を表現すると、罪悪感が人の心に及ぼす影響についての過酷な眺めである。
残念なことに、巧みな演技と深いストーリーにもかかわらず、今作品はまったく予想がつかない。 最初の1/4のうちに、2つの重要な側面がわかってしまった。
物語が展開するにつれ、小生が間違っているに違いない、何かがギアを入れ替えるに違いないと思い続けた。
しかし、多くが思ったとおりに展開した。
予測可能性はさてこき、今作品を楽しんだ。
スティーブン・ラングが主役の爺さんを見事に演じている。
舞台は明らかに不気味な雰囲気やったし、中盤は間延びして、チョイ退屈を感じたんは否めないが、全体として今作品1時間37分は悪くなかった。
軽いスローバーンと呼ぶにふさわしい。
序盤は、波乱万丈やけど、中盤は失速し、最後のほうは活気を取り戻している。
ストーリーは単純明快やけど、ラスカルを理解するのに少し時間がかかった。
映画中、スティーヴン・ラング演じる主人公は、自分の犬だというラスカルのことを探し、話し続ける。
個人的にはひとつの設定に限定された映画があまりすきではないが、しかし、この物語ではそれがうまく機能していた。
すべてが2人の登場人物を中心に描かれているので、それを1つの場所に閉じ込めるのは簡単。
多くの場合、問題はその一カ所に人があふれかえっていることに起因する。
もうひとつ、すべてを収めることの利点は、背景情報の必要性が限定されることで、予測可能ではあるが、ストーリーに深みがあり、見応えがありました。
また、緊張感があり、ホラー的な側面もあるが、古典的なのばかりを期待してはいけないかな。 ジャンプスケアはなく、血のシーンは1つだけで、血糊もない。
すべての期待を捨てて、オープンマインドで今作品を見れば多分楽しめるかと。
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