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春に散るのrecoのレビュー・感想・評価

春に散る(2023年製作の映画)
4.2
面白い映画度★★★★☆
笑える映画度★★☆☆☆
深い映画度 ★★★★☆
泣ける映画度★★★★☆
良い映画度 ★★★★☆
リアル度  ★★★★★★

ボクシングを目の前で観てかのような、リアリティを追求した映画です。

冒頭でも述べたように、ボクシングシーンが本当にリアルで、スクリーンを通して観てるだけなのに本当に興奮してしまいました。
劇場内で思わず立ち上がって、応援や拍手しそうになりました(笑)
ストーリーと展開はありきたりな感じで特筆すべきポイントはありませんが、とにかく横浜流星さんの役作りが素晴らしい✨
ボクシングの技術もそうですが、身体作りも見事で、心の中でずっと横浜流星さん格好良すぎてヤバってずっと連呼してました(笑)
佐藤浩一さんの流石過ぎる演技もさる事ながら、スパーリングのシーンも様になっていて本当にリアルでした。
相手役の窪田正孝さんは「ある男」でもボクサー役を演じてただけあって、横浜流星さんとのボクシングシーンは近年の邦画名シーンに挙げても過言ではないくらいのクオリティで、このシーンだけ観に行く価値のある映画だと思わせてくれました!
脇を固めた片岡鶴太郎さんや山口智子さんも良い味を出していて良い感じです!
個人的には橋本環奈さんはミスキャストだったかと、、、

あとこの作品の致命的な欠点はと言うと、ガラス張りのストーリー展開。
こんなストーリーにするなら、逆に過去から遡っていくようにした方が良かったように感じます。
ネタバレになるので、上映が終わった頃に書こうかと思いますが、色々とあるある過ぎる設定でちょっと残念でした。

ただこの映画の魅力は、とにかく演者さん達によるリアリティ溢れるボクシングシーンだと思います。
本物の試合を観に行けば済む話でもありますが、First slam dunkと同様に客席よりも近い位置で試合の臨場感を味わえました。

何を求めて映画を観に行くのかは人それぞれだと思いますが、自分にとってとても楽しませてくれた映画でした、
reco

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