瀬々敬久は「8年越しの花嫁」が涙腺直撃の超傑作だったこともあり、同じ風格を感じたので本作を鑑賞。
とにかく横浜流星のビジュが良い。
冒頭居酒屋のやさぐれた佇まいから、ボクシング中の動きのキレ、最終戦時の別人のようにカッチリした風貌まで、めちゃくちゃサマになっている。
横浜流星の今この瞬間に全てを賭けるアツさと対照的な、窪田正孝の飄々とした佇まいも魅力的。
12Rの無音スロー演出は好み分かれそうな部分だと思ってて、個人的にはあんまり。
カット一切なしの定点ガチバトルとか見てみたかったかも。
刹那的な感動はあるものの、期待したほどではなかったかもしれん。でもボクシング映画として安定した面白さはあった。