いけ

エリザベート 1878のいけのネタバレレビュー・内容・結末

エリザベート 1878(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

モラハラクソ皇帝……!!!

具体的な仕事はなにもなくて、慰問だって大事なことは事前に教えてもらえず、あくまで「気遣う」ポーズや美しい象徴としての皇后であることをぼんやりと、でもキツく求められ、娘からは威厳と息子からは貞淑さを求められ、どこにいっても窮屈で仕方ないのに

旅行に出ても窮屈だったはずなのに、宮殿に帰ってきたらもっと窮屈で、部屋が半分くらいになってしまったような演出がすきだった………天井が低すぎて首を傾けないといけない部屋になっちゃってるの……旦那はフェンシングをしても手加減しやがるし、窓から飛び降りて骨折しても顔も見にこないのに同じ顔で「何が望みだ?なんでも言ってくれ、君を喜ばせたい」などと言うし………

モラハラクソ皇帝なのに最初はちょっと皇帝に同情的というかエリザベートの奔放さに閉口してしまう気持ちがわかるつくりになってて、そのパートだと理知的で愛情深い皇帝に見えちゃうのヤダすぎだった〜〜エリザベートの中指はおれにも向けられている………

「世界で一番素敵な場所」と馬に乗ったら遠くまで見えて、そしたら旦那が若い女をナンパしてるとこを目撃しちゃうのヤダすぎるよ〜
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