小さじ

エリザベート 1878の小さじのレビュー・感想・評価

エリザベート 1878(2022年製作の映画)
3.4
ヨーロッパ映画らしい緩急の少なさだったなぁ。エリザベートだしもっとパンチのある映画かと思ってた。
オーストリアやハンガリーの人にはアイドル的存在だと思ってたけど、こういう描かれ方をして反感は買わなかったのでしょうか。

着飾った時と室内時のオンオフの高低差が激しくて好感持てる。多国語を操るのも厳しい皇后教育の賜物やし、もっと若い時代を描いてからの解き放たれた40代って映画も面白そうだと思った。
男遊びが激しかったことは史実に基づいてるのかわからないけど「オーストリア人怒らない?大丈夫そ?」って気持ちでずっと観てた。

40歳、というかその年代それぞれの美しさがあるから「40歳になられても…」「若さが蘇った…」とか余計すぎるよな。若さに執着して歪んだ美を追求しすぎたエリザベートが可哀想。
フランツとはなんだかんだ仲はいいというか、結局自由にしてるシシィが好きなんだな〜という感想。
ルドルフが可愛くてニッコリだった。
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