時雨の記を配信している動画配信サービス

『時雨の記』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

時雨の記
動画配信は2024年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

時雨の記が配信されているサービス一覧

時雨の記が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『時雨の記』に投稿された感想・評価

ゴン吉

ゴン吉の感想・評価

3.9
熟年会社役員の禁断の恋を描いた作品。
吉永小百合と渡哲也がW主演、佐藤友美や林隆三らが共演。 

昭和63年。
明和建設の専務・壬生孝之助(渡哲也)は、かつて葬式で一度だけ会ったことがあり、その際に好意を抱いた堀川多江(吉永小百合)と20年ぶりにホテルのパーティ会場で偶然再開する。
未亡人の堀川は鎌倉で生け花教室をしながら一人暮らしをしていた。
壬生は自分に妻子がいるのにもかかわらず、堀川と再会した翌日から彼女に対して積極的にアプローチを繰り返すが…

「失楽園」(1997年)が大ヒットして不倫ブームが真っ最中の時代に公開された作品。
奈良の紅葉や吉野の桜など四季折々の美しい映像を織り込んで、不倫を美しく描こうとしています。
作品前半は壬生が、堀川の自宅や華道部の顧問を務める高校にまでも突然押しかけてきたり、嫌がる彼女を追いかけ回したあげく押し倒して強引に口付けするなど強姦まがいの行為まで行う。
壬生は「僕は欲しいものは何でもこうやって手に入れる」と豪語する。
さらに壬生は「紳士協定」と言いながら堀川の寝ている布団の横に、勝手に布団を敷いて寝る太々しさ。
大手会社役員ならではの自分勝手で傲慢な行為に、嫌悪感を抱かずにはいられない。
しかし未亡人であるがゆえに寂しさから堀川は壬生を受け入れていく。
壬生は妻子がいるのに不倫旅行を満喫し、仕事や家族を放り出した上、これまで尽くしてきた妻(佐藤友美)には「自分本位に 残りの人生を生きてみたいんだよ」と一方的に不倫宣言までする。
そんな壬生の行為をあざ笑うかのように昭和天皇が崩御し、昭和の時代は終わりを告げる。
平成や令和では考えられないような女性蔑視をロマンスとして描こうとしている昭和ならでは不倫作品。
壬生が好きな一首が、自由に生きた西行の歌というのも自分本位の壬生らしい。
「吉野山こぞのしおりの道かへてまだ見ぬ方の花をたづねむ」

本作品の素直な感想は以上の通りですが、この作品には吉永小百合の渡哲也への熱い思いが感じられる。
本作品は吉永小百合の要望で映画化されている。
吉永小百合は若い頃、渡哲也と恋に落ち、周囲の反対により結婚を断念した過去がある。
本作品と同様に、吉永小百合が渡哲也との結婚をあきらめ、他の男と結婚して20余年後に公開されているのが感慨深い。  

2023.1 BS12で鑑賞
kojikoji

kojikojiの感想・評価

3.8
 吉永小百合のたっての希望で実現した30年ぶりの渡哲也との共演。二人は結婚直前までいきながら、周囲の反対にあい別れたことは伝説になっている。この映画の共演は吉永小百合のかつての渡に対する思いが突き動かしたラブレター言われる。
 観客はそんなこともあったかもしれないとの思いを重ねて観ると、この映画、それにこの後の「長崎ぶらぶら節」に関してはプラスになるかもしれない。
 
 不倫の純愛映画。
 こんなジャンルがあるかどうか知らないが、吉永小百合ならではの映画と言えるだろう。
 当時、「しぐれ族」なる流行語まで生んで大ベストセラーとなった芥川賞作家中里恒子の小説の映画化だ。

 どこまでも吉永小百合を愛でる。
 こんな女性は絶対いない、完璧な女性だ。しかも完全な男目線で。
強いて言えば、「7年目の浮気」のマリリン・モンローを180度ひっくり返したような感じの女性と言えようか。
それにしても吉永小百合の着物姿は美しい。

 コテコテのメロメロメロドラマ。今どきこんな映画はないだろう。しかも肉体関係はない。心と心で結ばれるというのだから。ユートピアだ。

この事に関して、澤井監督は「昭和最後のロマネスク」と言っている。昭和ならあり得るというのだ。
映画の中で渡が昭和という時代を語るシーンがある。これを意識した演出だったのかもしれない。
 
#1405 2023年 439本目
1998年 

監督:澤井信一郎
脚本:伊藤亮二、澤井信一郎
原作:中里恒子
音楽:久石譲
撮影:木村大作

 大手建設会社の専務・壬生(渡哲也)は、20年前に心に留めた女性・堀川多江(吉永小百合)に偶然再会する。
壬生は心をときめかせ、運命の出会いと思う。翌日、多江が住む。鎌倉を訪ねる。
多江は夫を亡くし華道教授をしながらひっそりと暮らしていた。
多江は、突然訪ねてきた壬生に戸惑いながらも、少年のようなひたむきさに惹かれてゆく。
 二人は世俗の価値観を離れて、西行や定家のように隠れ住みたいと願うようになるのだが…

 澤井監督は不倫という、ある種暗くなるテーマを覆い隠すため、渡哲也にとにかく爽やかに演じさせようと苦労しているのがわかる。渡哲也も監督のそんな思いを十分理解しているのか、青春映画のような演技をしている。
違和感がなきにしもあらずだが、ギリギリのところでセーフとしておこう。

 久しぶりの壬生の親友役林隆三が懐かしい。いい俳優だった。彼はほんとにいい声をしている。

と書いて、しばらく時間を置いたら、案外壬生の気持ちが心に響いていた。残り少ない人生を自分の思うように生きたい。メロメロメロドラマで片付けられないものがある。
壬生の気持ちがわかる。どこがでそう思っている。
えりみ

えりみの感想・評価

3.7
渡哲也特集のWOWOW録画。
まだ録画してあった😅
吉永小百合😍とのコンビは本作の前に「愛と死の記録」(エライブッソウナタイトル)てのがあるらしい🎬未見。
1977年発表の中里恒子の同名小説を映画化とのこと、原作未読📕

み終わってwikipediaで知ったんやけど、吉永小百合の持ち込み企画やねんて😲
渡哲也と吉永小百合が付き合ってた云うのもwikipediaで初めて知る😲
主演2人がギャラ要らんからって頼み込んで制作に漕ぎ着けたんやって😨
中年の純愛映画じゃ客は呼べないと東映も消極的やったらしい…
1998年公開作品…確かに覚えはない😵

吉永小百合は華道の師範役で若くして未亡人、以来独身で40代の設定🌼
20年前の取引先の葬式で一度会っただけの女性(吉永小百合)に偶然再開して猛アタックするゼネコンの専務取締役に渡哲也、56歳既婚、成人息子あり。
いきなり言い寄られた吉永小百合はもちろん全然覚えてない😵
令和の時代にコレやったら事件になりそうやけど😱
当時原作小説がヒットして「時雨族」なる流行語にもなったとか😧
昭和の終わりてそんな時代でしたな🚬
失楽園とか
不倫は文化とか(コレはもっと後か😃)
本作は、老いや死を自覚した後の恋愛観というか人生の総括の話なので石田純一と一緒にしたらアカンのやけど🙃

京都の紅葉🍁
吉野の桜🌸
無駄にスペイン、グラナダロケまで😨
予算無い云うてもこの時代、今と違って贅沢ですわ😅
木村大作が撮影🎦
音楽は久石譲♫😌

吉永さんの鎌倉の家、ものすごい雨漏りするのに、垣囲いの修理を先にやる渡哲也🤔
この人が仕切ったビル、ゼッタイ構造計算書偽造してたんやろな🏢
(昭和の建設歴史を振り返るシーンあり😃)

京都に居って20時の新幹線🚅で帰京せなアカンのに、「そうだ!吉野へ行こう」てタクシー乗った🚕時はどうなるかと思たけど(奈良県民しか分からん絶対無理感🙅)
ラストシーンに向けての前フリでしたわ😃

林隆三、佐藤友美、チョイ役の裕木奈江が演技力で魅せてくれました😅
もっと頑張れ主演2人🚬

『時雨の記』に似ている作品

桜の樹の下で

製作国:

上映時間:

109分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.0

あらすじ

京都にある老舗の料亭「たつむら」の女将・菊乃は夫とは別居状態で娘・涼子と暮らし、東京の出版社社長・遊佐恭平と大人の恋愛関係にあった。大学を卒業した涼子は菊乃の元で見習いを始めるが、いつしか…

>>続きを読む

早春物語

製作国:

上映時間:

96分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
3.2

あらすじ

写真部に所属する17歳の高校生・沖野瞳。ある日、彼女は撮影に出掛けた鎌倉で中年男性・梶川と知り合う。大人びた友達への対抗意識もあり、瞳は梶川に淡い恋心を抱く。ところが、付き合いを深めていく…

>>続きを読む

飢える魂

製作国:

上映時間:

79分

ジャンル:

配給:

  • 日活
3.4

あらすじ

入院した道代の見舞いに訪れた令子とまゆみ。道代は年の離れた夫を持つ裕福な令子と、未亡人ながらも建築ブローカーを務めるまゆみをうらやましがるが、2人はそれぞれ生活に不満を抱えていた。そんなあ…

>>続きを読む