あらすじやビジュアルで「むかしむかし、とおいくにのおはなしです」みたいに見えるけどオープニングとエンディングの構造が面白くて、ああああ全部地続きだよねぇ😭😭😭😭😭となる
4ヶ月何も食べていない“奇跡の少女”の観察のためにイギリスからアイルランドに旅する看護師。
このフローレンスピュー演じる看護師が逆に冒頭から最後まで食べてるシーンが多いんだけど、その食べ方や食事内容、表情の変化に注目。
罪を犯した男のために家族内で犠牲になり、宗教的に搾取され、洗脳されている少女というのはまさに今でも存在しているし、
母親も姉も、つまり女性たちが学ぶ機会がなく、信仰にがんじがらめに頼るしかないというのが悲しい。
なにより“色々決めるえらい人”たちが揃いも揃って無知なオッサンの集まりなのがあまりにも今の日本の政界とリンクしていて辛い
なんか最後に綺麗な感じでまるっと“家族”的におさまるのがちょっと納得いかないし、全体的にオフビートなので「おもしろかった〜！」とはならないけど、なかなかに凄みのある作品だった
