"奇跡"これまたフローレンス・ピュー劇場
今日の映画界の常識/通説、フローレンス・ピューが出ているとその映画はグッと面白くなる。彼女は現代きっての実力派若手で名作請負人の貫禄あふれる名優だ!
本作…
16世紀から20世紀にかけ英国で定期的にFasting girl(=断食少女)というものが現われたそうだ。
何ヶ月も食べていないと主張する少女およびその家族のことで、目的は教区からの寄付や恩恵にあ…
始まり方から度肝を抜かれてしまって…。
「4ヶ月の間、何も食べない少女の謎を解く!」みたいな話かと思ったら、現代社会にも起こりうる問題提起の作品だった。
宗教色は強いけど、本質はすごくシンプル。
…
このレビューはネタバレを含みます
大飢饉からそう経っていない1862年のアイルランド。この映画に出てくる人たちはみな重い喪失感を抱えている。
信仰心の厚いアイルランドの寒村にやってきた英国人看護師。深すぎる信仰心と科学、みたいな話か…
4ヶ月間何も食べずにいる少女と観察する看護師。村では少女を奇跡の存在に祀り上げる。真実を突き止めるために、家族との接触をも断つ看護師は、少女の深い闇と苦しみを知る。いつの時代も犠牲になるのは、弱い子…
>>続きを読むこのようなテーマを扱った作品は他に見当たらない。新しい切り口の斬新な映画だった。大きな盛り上がりはなく、淡々と進んでいくが、不思議と退屈にならなかった。初対面の看護師と少女が、少しづつ心を通わせてい…
>>続きを読む4か月間何も食べていないという少女、アナの謎。地方に住む保守的なキリスト教徒の家庭でひた隠しにされる過去の正体とは。
この映画のテーマは少女の嘘を暴くことではない。何故そんな嘘をつかなければならな…
フローレンス・ピューがまたもや信仰に支配されたコミュニティに飛び込む!今回はとにかく暗くて、とにかく地味で、おぞましさも含めて淡々と話が進むんだけど、これが不思議と退屈せずに観れる。最初から最後まで…
>>続きを読む4ヶ月食事をしていないが”天国からのマナ”で生き続けている奇跡の少女ことアナの元に、英国人看護婦であるリブがやってきて調査を始める…。
「4ヶ月食事をしていないけど生きてる少女」ってワードが強烈だ…