梟ーフクロウーの千里のネタバレレビュー・内容・結末

トレイラーに惹かれて鑑賞。朝鮮王朝時代の王宮で働く盲目の鍼医師である主人公が、清より8年ぶりに帰還した王の息子の暗殺の唯一の目撃者となる物語。実話が基みたいだけど朝鮮王朝についてはよく知らないまま観たけどスリラー作品として問題なく楽しめた。

思っていたより盲目の医師が宮廷に仕えるまでも丁寧に描かれており、宮廷に支えてからも医師仲間や王の息子、王の孫との交流等も丁寧に描かれていたなと。事件が起きるのが中盤くらいなのだけど、それまでも退屈せずに楽しめた。

事件が起きてからもスリラー作品としてよく出来ていたと思うが、顛末に関しては本当世継ぎ問題云々って胸糞だなと...。自国の利益や他国との関係性を考慮してのことというのは分かるし、そういう時代と言われればそれまでだけど、良い人たちが報われなくて悲しい。