このレビューはネタバレを含みます
序盤の、腕を買われてからの宮廷仕事のシーンだけでも身体と心を解きほぐす盲人鍼灸師としての見どころがあって、ここだけでもドラマとして十二分に面白いが(世子が拡大鏡を贈るとこは泣いた)、その後の毒殺シーンのおぞましさとの落差がすごい！！
主人公の特異な体質の秘密。その設定を利用した事件への絡ませ方とか上手いし、鍼灸師の技を使った王に書状を書かせるミッションとか面白いなあ！！
終盤は王様がちょっとしぶと過ぎる気もするが、史実に絶妙な空想エッセンスを加えてラストでは、冒頭の顔とはまるで違うかっこいい主人公の物語になった！
