面白かった〜！
最後のセリフにゾっとした！！
韓国の宮廷ミステリーなんですが、
王子が針治療中に体中の穴から血を流して死ぬ事件が起き、
その一部始終を盲目の新人鍼師が目撃してしまうという設定が最高。
犯人は誰なのか？
なぜ盲人が事件を目撃できたのか？
あらすじを知っても、そこを楽しむ余地があるのがいいです。
中盤の黒幕発覚した後はスリラーに一変して、終盤まで一気に駆け抜けます。
「私なら右手を麻痺させることができます」
針で相手の体をあやつれるのもカッコ良くていい演出です。
とくに良かったのは、王の孫に証言するよう泣きつかれたギョンスは、故郷の心臓を患う弟と姿を重ねてしまうシーン。
このときはまだギョンスは自分が生き延びるために立ち向かうのですが、いざ領相に城から出ていいと言われたのに、王子のピンチを察して舞い戻るシーンはグッときました。
最後、王の病床に再びギョンスが現れたときは痺れましたね。
「死因はなんですか？」
「感染症です」
↑このセリフで、全身に鳥肌立ってゾッとした！！！
これこそ「因果応報」です。
前半がもう少し起伏がほしいとは思いましたが、
韓国の歴史映画をあまり見たことがなかったので物珍しくてよかったです。
