このレビューはネタバレを含みます
前半は話の進みがゆっくり(しかも朝鮮王朝と清の関係、朝鮮王朝の王とその周りの関係性がなかなか掴めなかったせいもあって)で途中睡魔にも襲われそうになったが、後半話が加速するともう瞬きするのもはばかれるほど見入ってしまった。
盲目の鍼師であることを最大限活かした壮大なサスペンス。
しかも梟という名前からそんな気はしていたが、暗くなると資料が戻るというもう一捻りある事でストーリーが更に面白くなる。
見てしまったことにより、自分の身が危険になり、見なかった事にすることで自分や大切な人の危険が助かるという時に人はどうするか?(自分はどうするか?)。
この主人公の様に振る舞える人はなかなかいないのでは?
絶体絶命の危機をどう脱するのか?
最後まで目が離せず、ハラハラしっぱなしだったけど、ラストの主人公の「あなたには何が見えますか?」のセリフと終わらせ方、スカッと気持ちの良かった!