千住コンサ

梟ーフクロウーの千住コンサのレビュー・感想・評価

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)
5.0
🇰🇷韓国で年間最長NO.1記録を樹立。

韓国の史実にフィクションを加えた歴史サスペンスである。なかなか面白かった。

李氏朝鮮時代の1645年 朝鮮王朝が舞台だが🇰🇷韓国の歴史の深い知識は要らない。
中国🇨🇳の明清交替(1618-1683年)期に当たり、明と清の順番だけ知っておけば良い。

闇夜に起きた仁祖(インジョ)国王の世子(セジャ・世継ぎ)の薬物中毒による怪死事件・・・唯一の目撃者は盲目の鍼医の男。

盲目の主人公の鍼医にはある秘密があり、その秘密が物語が進むに連れて効いてくる。

盲目の男が死の真相・謎を暴くために闇夜を疾走するストーリーは緊張感・没入感を与え、観客の想像力を刺激する。

映画館の暗闇と静寂の中でこそ、没入できる名作。

盲目の主人公🦉ギョンスを演じるリュ・ジュンヨルが柄本 佑(たすく)に見えてしまう。

「コンフィデンシャル・国際共助捜査」に出ていたユ・へジンはコメディを封印して、仁祖(インジョ)国王を演じている。

メイン・キャスト2人の演技は素晴らしく、脇役たちもハズレがなかった。

韓国映画お得意の剛腕ぶりで最後は終わらせるが、この終わり方は好きだ。
千住コンサ

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