盲目の鍼医者が王子の暗殺現場に居合わせてしまい、己の秘密を抱えながら事件の真相を暴くちめに立ち向かう話。
目が見えないのに鍼を使って患者の治療を成し遂げる天才が王室直属の医療機関で働けるようになった。
そこでは薬の調合であったり薬剤を入れるビンの音だったり、色んな音で主人公が感じている世界が表現されてたのがすごく印象に残ってて面白い。
ここから主人公の体験している世界がよくわかる。
王宮に来る前は病気の弟と2人で暮らしていて、薬を買うためにもお金が必要だったので高給の仕事を得られたことは夢が叶ったも同然だった。
でも何かおかしいのが、夜になって周りの目がなくなると弟に手紙を書いたり本を読んだりする。
その真相もなかなか明らかにならないながらも、王宮では勢力争いが進むことに緊張感があって映画に釘付けになるほど面白い。
朝鮮半島の歴史で実際に起こったことを題材に作られたことも興味が惹かれるし、ポスターに隠されていた意味も面白いから見て絶対損はない。
最近の韓国映画は面白い！
