梟ーフクロウーのぴょんすのレビュー・感想・評価

“貧しいものは見て見ぬふりをしないと生きていけない”

今まで見て見ぬふりをして厳しい環境の中でも生き抜いてきた主人公。
そんな主人公が宮廷入りし、政争に巻き込まれた一夜の物語。
今まで通り見て見ぬ振りをし生き延びようとするのか、“目の前”で起きているこの不条理な出来事に声をあげるのか。
主人公の葛藤がワンシーンごとに描写されている。

とにかくヒリヒリ、どきどき、一瞬呼吸することすら忘れてしまうような、スリリングな作品でした。