時を超えて手紙のやり取りをしたり、電話で会話したりと、恋愛映画にはいろいろ楽しい時空を超えた設定がありますが、アマチュア無線機を通じて、しかも同じ無線機で過去と未来が交信するというのはちょっと面白かった。韓国ではアマチュア無線に免許はいらないんだろうか。しかも素人に無線機を貸すなんてありえなんだけどなあ。それは置いておいても、未来が決まったものであるならヨンはあそこまで悩まなくてもいずれハンソルと別れることになることは確実だったんじゃないのかなあ。将来いま付き合っている女性と一緒になれないことやその女性が親友と結婚してしまうことを知ったからと言ってどうなんだと思ってしまったのは、もう自分の恋愛想像力が欠如してしまったのかな。そして機械工学科に通っていたヨンがなぜに作家となっていたのだろう。そんな片鱗は見せていなかった気がする。ヨンが失踪した後のウンソンたちの様子とか、ハンソルとウンソンが理想のカップルと称されるようになったいきさつとか、ヨンの作家になるまでの生活とかがとても気になってしまった。