ゆせべ

猿の惑星/キングダムのゆせべのネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

なんて素晴らしい日だぁ!!!(しばらく口癖になりそう笑)
どうやら私は「猿の惑星」シリーズの支配から抜け出せないようだ。
予告編が初公開された時からずっと楽しみにしていた作品。人類が声と知性を失い野生化して、猿たちが彼らを狩るという本来あるべき姿と反転しているという恐ろしさが魅力の「猿の惑星」シリーズ第1作目へ原点回帰するかのような予告編にずっとワクワクしていた。
でもやっぱり私が大好きな1作目を越えることは残念ながらなかった。
本作は三部作の主人公シーザーが亡くなってから何世代もたった頃の話。エイプたちは既に話せるようになっているだけでなくリーダーを中心に部族を形成させ独自の掟で群れを率いていた。微かに残る人類の跡を背景に支配するエイプと抗うエイプの戦いを描いていた。
やっぱりシーザーが偉大過ぎたんだな…。何世代たっても彼の信念を信じていたオラウータンやシーザーの名前を悪用して王国を築き上げていた猿がいたりと彼の影響が残るエイプの世界が宗教を信仰する人類とたいして変わらず面白かった。
人間の絵本で動物園を見てしまった彼らの表情がなんとも言えなかった…。最後、イーグル族の復興シーンで檻のようなものが見えたのは気のせいか?
生き残りの人類の無事を願う人間の少女と何かを思い空の彼方を眺めるイーグル族の新たな族長がよかった。
いつか空の彼方の過去からひとりの男がやってくることを願って。
ゆせべ

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