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猿の惑星/キングダムのNoirのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
4.0
受け継がれる絆と溝。

シーザーの統治から数百年が経過した地球。イーグル族のノアは帝国を築く猿たちの襲撃に遭い、村を離れて孤独な旅に出る。

知らされていなかった歴史の真実、人間の少女との出会い、そして「キングダム」を支配するプロキシマス・シーザーの目論みとは。

SF映画の傑作「猿の惑星」シリーズの完全新作。リブート作品「猿の惑星:聖戦記」以来7年ぶり。

舞台は現代から300年後。社会を形成し言葉を話す猿たちとは対照的に、人類は野生化しており、かなりオリジナルに近い世界観となっている。雄大な自然の風景はCGとは思えないほどのトップクオリティ。

「猿の惑星」において「人類とエイプとの共存」は永遠のテーマだ。異なる種族であるが故のエゴや業の深さは、中々埋まることがない場面が本作でも見てとれる。

このままシリーズ化が進めば、オリジナルに直接繋がるストーリーへと展開していくはず。大好きなシリーズなので続編を期待したい。
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