ツクヨミ

猿の惑星/キングダムのツクヨミのネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

"猿の惑星"の時代かと思ったら"最後の猿の惑星"も取り込んでた新時代シリーズ。
"猿の惑星聖戦記"から続く新シリーズらしいのでなんとなく見に行ってみた。
まず本作は"創世記"から続く新3部作から何百年後の世界で、やっとこさフランクリンJシャフナーのものがリブートされたような雰囲気がビンビン。人が言葉を忘れ、猿たちは独自の生き方で生きている世界観はやっぱ旧シリーズ好きな身としてワクワクする。
いやはや世界観として禁断地帯の代わりに猿が人を支配する世界が広がっており、主人公が住む村は猿だけしかおらず閉鎖的になっている設定はいいと思う。知らない世界を知り自らのルーツを辿る冒険ストーリーっていいよね。
だがしかし頭が良い人間としてノヴァ呼びされてた少女が急に喋りだしびっくりした、"猿の惑星"かと思ったら実はまだ"最後の猿の惑星"時系列っぽい。でも喋れない人間たちもいるしなんかヘンテコな感じがするのも現実。
あと生存している人間を探すため機密的なものを奪うメイの行動はたしかにわかるけどすげぇ新しい。猿の惑星シリーズとしてめちゃくちゃ新時代感きたなイメージが強いと感じる。ラストの共存ではなく各々の道をいくのも秀逸。
まあいろいろと楽しめたが、全体的にはなんかのぺーっとした印象があるのも確か、結局なにがしたい作品なのかはわからない。だが旧シリーズオマージュとしてアイテムをいろいろ出したりBGMもかなり寄せててニコッとなる仕様で旧シリーズファンはちょっとオッてなるよ。
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