人喰いうなぎ

猿の惑星/キングダムの人喰いうなぎのネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

新世紀と聖戦記より好き(創世記は別格)
文明崩壊後の世界のデザインが良かったし、辛気臭かった前2作より面白かった
ただしラストまでは



ラストまでは人間のメイを第一作のチャールトンヘストンに当るタイムスリップしてきた現代人なのではないかと思っていた

創世記から始まる三作が旧シリーズにおける“新”→“征服”→“最後”に当るとすれば、時系列通りに第一作に当たる世界にやっと戻ってきたのではないか
実際作中の人間狩り描写は明らかに第一作をなぞって演出されているし、創世記では宇宙に飛び立ったロケットについて言及されている

メイは登場時から野生の”動物“にしてはあまりにも小綺麗すぎるし、喋れる知性は勿論、猿による統治を許せないという行動原理は猿の反乱直後なら兎も角ここまで世代を経て人間が野生に戻った世界設定からすると、現代の人間の世界から来たと思わない限りレイシズムそのものではないのか
そんな人物を現代のブロックバスター映画で主人公側の人物として登場させるだろうか、と
(そう思うのはこの新シリーズを通して猿の目線で物語を追ってきたからだろう)




と思っていたら普通に野生化してない人間結構生き残ってんじゃねえか
小さいリボルバー一丁であの場を切り抜けられるような文明レベルなんだから、メイ1人ならとにかくあれぐらいの人数と過去の知識が残ってたら猿の惑星になってないだろ

あの崖の扉の向こうも中性子爆弾かと思ったらただのシェルターみたいな所だし
メイだけでも爆弾テロで制圧できるんだからあれぐらい人いるならもっと前の段階で人間があの中占領してるだろ(あそこ崖の上に回り込めないの?)

ノアという名前で誰もが想像する洪水展開で「出た!方舟!」「方舟がロケットか!」
「いや中性子爆弾か!」とか思ったらただ上に登っただけだし
なんだよそれは
あの円柱構造なんだよ


あとあの王国イスラエルじゃね?とか色々思ったことはあったがもういいや