前作「猿の惑星：聖戦記」から300年後の世界が舞台。（やたら完全新作とうたってますが、物語は確実に続編として作られています）
この舞台での主人公はノア（そして友のラナ、シーナも）そして鍵を握る人間の少女（最後まで意味深な存在）、さらに「キングダム」を支配する独裁者プロキシマス・シーザー（シーザーを名乗っているところもポイント）、これらに脇を固める猿（そして人間）が加わり、壮大な物語を展開。
ただ若干、世界観の説明（本作から初めて観る観客に向けた？）のパートが、かなり長く、途中で、いつになったらキングダムになるんだー、とは思いました。
人間狩り、ノヴァという呼称など、元祖・猿の惑星（その他のシリーズも）を想起させるセリフ、設定、シーンなども交え物語は進み、キングダム到達から一気に展開するという感じ。
強大な力の集約で支配を目論むプロキシマに対して、ノアは他種族（多文化）共生で立ち向かう、一方で伝説のシーザーが目指したものは果たして正しかったのか？人間と猿は共存できるのか、など、今後のシリーズにも新たな含みをもたせた作品でした。
