昼行灯

猿の惑星/キングダムの昼行灯のレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.5
新作の度に猿目線化が進むシリーズ最新作。もはや人間はいるんだかいないんだか分からないレベル。

村人ごっそり連れ去られてフンガー!というアポカリプト的展開からの、マッド・マックスばりの廃墟に君臨する独裁者との戦い。

前作から300年が経ち、シーザーはすっかり伝説の存在となっているが、その思想の解釈を新たな権力者に捻じ曲げられてるあたりは、人間世界の宗教と変わらない。人も猿もやることは同じようなもんなんだな(どっちが天下取っても乗り物にされる馬の不憫さよ)。

必要以上に長尺ながら、作り込まれた世界観は劇場で観る価値のあるもの。ついに形を成した"猿の惑星"の今後を見守りたい。
昼行灯

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