びーち

猿の惑星/キングダムのびーちのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.7
退化した人間にとって代わり、道具と言葉を得た猿が支配する300年後の地球、独裁者プロキシマスは帝国を築き、多くの部族を武力により配下に収める。イーグル族のノアは自らの部族の解放を目指し叛乱を起こすべく、謎の任務を持つと思しき人間の女ノヴァと、共闘することになる。活劇としてはそこそこ楽しめる。だが、オリジナルを擬えての宣伝文句“衝撃なラスト”にはいささか拍子抜けした。結局、猿が人間に代わっても、為政者が己が野望のため、多くの人々を虐げるのは一緒だ。本作の命題は「猿と人間の共存は可能か?」だけど、それは無理でしょ。そもそも人類自体が共存してるとは言い難いのだから。
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