このレビューはネタバレを含みます
※原作既読
触れることにより魂に伝染する呪いを先生と少女が受け止めていく物語
呪われたものが強い迫害を受けている印象と『先生が自分の持っている呪いは危ないんだ!』という意識の表現が薄かった為、『その呪いが移ることはとても恐ろしいのだ。』という印象をあまり作品から抱けない。
その為、重要なシーンである『シーヴァの感染が発覚する』という場面とそれに対しての先生の反応が淡白すぎた様に感じる。
漫画を読まずに作品を見た場合、内容の理解がとても難しいと思われる。
作品内容は大きくカットされつつも、余韻や空白の時間は窮屈にせず、大切にされている印象があり『命』や『恐怖』『不安』といった抽象的な演出には好感が持てる。